2014年11月03日

2014年10月31日(金)の「ウフィツィ美術館展」

2014.10.31(金)、上野駅近くの「東京都美術館」にて「ウフィツィ美術館展 黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで」を観てきました。

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開館の9:30に中に入りましたが、観客は少な目で、非常に観やすい状態でした。

さて、感想ですが、中々、面白かったです。と言うのは、私が展覧会等で観る絵は、布のキャンバスに画かれた油絵が主なのですが、今回の展覧会では油絵より前に描かれていた板に画かれたテンペラ画が半分位、また、油絵も板に描かれたものだったからです。

まず、地下1階ですが、ここの展示はそのほとんどテンペラ画ですが、大昔の露光時間が5分とかかかったような時代の写真のように、描かれている人物の表情が硬く、また、色も偏った感じで、殺伐とした感じで、すごく特徴があります。この中では、非常に大きな正方形に近い「ドメニコ・ギルランダイオ:聖ヤコブス、聖ステファヌス、聖ペテロ」と、描かれている人物の表情が硬い感じではありましたが「ネーリ・ディ・ビッチの工房:洗礼者聖ヨハネと一緒に跪拝する聖母」、そして、「サンドロ・ボッティチェリ:聖母子(海の聖母)」が中々でしたが、最後にあった板に描かれたいた油絵「サンドロ・ボッティチェリ:聖母子、洗礼者聖ヨハネ、大天使ミカエルとガブリエル」は素晴らしく、この展覧会で最高のものでした。

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1階では、板に描かれた油絵「マリオット・アルベエルティネッリ:キリストの礼拝」等、丸い絵が3枚ほどありましたが、丸い油絵「ラファエロ:サンドロ・ボッティチェリ:聖母子」はこのような基礎があったから描かれたものであることを知りました。ここではテンペラ画「ロレンツォ・ディ・クレーディと工房:聖母子と洗礼者聖ヨハネと二人の天使たち」と、板に画かれた油絵「ジョヴァンニ・デル・ブリナ:聖母子と洗礼者聖ヨハネ」が中々でした。なお、大きなテンペラ画「サンドロ・ボッティチェリ:パラスとケンタウロス」もありましたが、ヌードに近い薄物を着た女性が描かれているにもかかわらず、全くセクシーさは感じられず、むしろ、ふてぶてしい感じなのは残念でした。

2階は、展示されているものの数が少ないこともあり、特に際だつ物はありませんでした。

と言うことで、私にとっては、今回は地下1階の「サンドロ・ボッティチェリ:聖母子、洗礼者聖ヨハネ、大天使ミカエルとガブリエル」を観るだけで十分な感じでした。

なお、この展覧会の開催期間は「10/11(土)〜12/14(日)」で、終了までは約1.5ヶ月間ありますので、ご興味ある方は行かれて下さい。

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2014年10月23日

2014年10月23日(木)の「東京国立博物館」の「日本国宝展」

2014.10.23(木)、上野駅近くの「東京国立博物館」にて、「日本国宝展」を観てきました。

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開館15分前の9:15に入口に着きましたが、既に、50名程度が並んでいました。ここ、久しぶりに入ったのですが、従来の入口の右に新たな入口ができ、また、その前にはミュージアム・ショップができていたのには驚きました。そして、9:30の開館前に並んだのは合わせて100名弱と言ったところでしょうか。

9:30に開門、並んだままで順番を崩さない形で平成館に行き、キップを切ってもらった後、エスカレーターで2階の会場に行き、左折して、まず、大きな白い石「仏足石」を観ますが、結構、高い場所にあるので、そこに線刻した足の形、よく見ないとわかりません。ううん、なぜ、もっと低い位置に置かないのでしょうか。次に「玉虫厨子」を見ます。これ、今まで結構な回数、観ていますが、その大きさは圧倒的です。また、見がたいですが、四面に描かれている絵も中々、いいですね。

この後は、「正倉院宝物特別出品」です。今まで一度も見たことがなかった「鳥毛立女屏風」を見ます。いやあ、素晴らしいです! これほどの絵は滅多に見られないと思います。まだ、人がほとんどいない状態ですので、ガラスの所に顔をつけるようにして見ます。それにしても、これ、新聞等には「第一扇」、「第三扇」と書かれていたので、てっきり、扇の大きさほどの小さな絵と思っていたのですが、実際は、縦1m弱はある結構、大きなものでした。次に、「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶」の所に行きます。これは表面にはなぜか、斜めに絵が描かれていますが、何が描かれているのか、目を凝らしてみてもわかりません。裏面は貝と瑪瑙による螺鈿細工で、これまた、筆舌難い程の美しさです。正倉院宝物は全部で11、出品されていましたが、他は私の趣味ではありませんでした。

そして、国宝展の出展品に戻りますが、急に質が落ちた感じです。ううん、こちらも国宝なのですから、素晴らしい筈なのですが。有名な「源氏物語絵巻」の一部もありましたが、小さいので、サッパリです。しかしながら、その中では半分の車輪が幾つも彫られている「片輪車蒔絵螺鈿手箱」は中々でした。そして、最も素晴らしかったのが、縦横共3m近くあるのではないかと思う程のものすごく大きな掛け軸「仏涅槃図」です。中央に身長2m以上あるのではと思うような感じの体格の良い釈迦がベットに眠っており、沙羅双樹の2本の幹がまるで釈迦をベットに縛り付けているように見え、その周りに多数の人が集まっている図です、釈迦が大きな理由は仏の慈悲は大きいと言うことを示しているのだと思いますが、素晴らしい構図と色彩です。釈迦が国宝展のものではこれが最高だと思います。10:20頃になると、観客はかなり増えて来て、人が五重位になって見ているものもありました。

その後は、勿論、平常展の本館と東洋館を観て、終了としました。あ、本館の裏庭に面している部分、以前と随分変わり、明るい感じになりました。しかしながら、ガラスの自動ドアが増えたのには参りました。

と言うことで、「国宝展」では、上記に上げたものは絶対の必見品だと思います。特に、正倉院宝物は、基本的には11月の奈良国立博物館でしか観られないものですので、美術品の興味がある方は必見です。

なお、この展覧会自体は「10/15(水)〜12/7(日)」ですが、「正倉院宝物特別出品」は「10/15(日)〜11/3(月)」ですので、正倉院のものを観たい方はご注意下さい。

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2014年10月16日

2014年10月16日(木)の「菱田春草展」

2014.10.16(木)、地下鉄「竹橋駅」近くの「東京国立近代美術館」にて「菱田春草展」を観てきました。

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ここは10:00開館ですが、10:30頃に入館したら既にひどい混み方だったのには驚きました。この展覧会は9/23(火)から11/3(月)まで行われており、中日に近い状態の平日なのにこれほどの人が入っているとは思っても観ませんでした。

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と言うことで、感想ですが、絵の好みもありますが、全体的に薄く淡い色彩のせいもありますが、それに伴い、印象も薄くなる感じの絵がほとんどで、わざわざ観る必要がある絵は極めて少数でした。「風神雷神」はあまりにマンガチック過ぎて笑ってしまうような代物でしたし、有名な「黒い猫」は、ううん、この程度のものかと言う程度でした。しかしながら、その中でもまあまあの絵は幾つかありました。

すなわち、寂しい感じの背景の中に狐がいる「月下狐」、水面に細い木が立っている枝にカラスが留まっている「暮色」、暗い中で白い鳥が飛んでいる「月夜飛鷺(陸離)」、4分割されたように描かれている「松籟(岡倉天心五浦旧宅書斎絵試作)」は中々でしたが、最も素晴らしかったのは「優しい秋」と言う感じの「落葉」と言う屏風で、これは今回の展覧会で最高のものだと思いました。それにしても、この屏風の解説を読んだら、これと同じようなものがどこかの展覧会で特賞だったので、同じような屏風の注文が相次いたので、描いたものと書かれていたのには笑ってしまいました。ううん、中々、傑作は続けて画けないので、同じ絵を幾つも描くことになるのですね。確かに西洋の絵でも同じものは何点かあるものがありますね。

それにしても、相変わらず、解説を一生懸命読んでいる人が多いのですが、そんなに自分の鑑賞眼と言うか、自分の好みについて自信がないのでしょうか。もっと、自分の目に自信を持っても良いのではと思いました。

と言うことで、前述のごとく、まだ、終了まで3週間はありますので、ご興味ある方は行かれて下さい。

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ラベル:菱田春草
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2014年10月12日

2014年10月 9日(木)の「特別展 東山御物の美 -足利将軍家の至宝-」

2014.10. 9(木)、地下鉄「三越前駅」近くの「三井記念美術館」にて「特別展 東山御物の美 -足利将軍家の至宝-」を観てきました。

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観客の入りは思ったより多かったのですが、それでも、まあまあの状態で観ることができました。

さて、感想ですが、つまらなかったです。と言うのは、展示しているのものの半分以上が私に興味がない陶磁器で、後は掛け軸等なのですが、それも13世紀〜15世紀のものと古いこともあり、状態が悪く、観てその美しさがわかるものではなかったためです。

しかしながら、その中でも、まあまあだったのは、3匹の鹿と草花が彫られたような感じの「春日山蒔絵硯箱」、縁が金色の茶碗「油滴天目」です。後者は、信長の小説等に書かれている「天目茶碗」と言うのはこう言うものかとようやくわかりました。また、漫画「美味しんぼ」に描かれていた「青磁輪花茶碗 銘馬蝗絆」もありましたが、なあんだ、漫画で見た方がよっぽど素晴らしいと思いました。確かに、薄緑色の青磁の色は綺麗ですが(青磁は他にも色々とありました)、形自体は大したことはなく、漫画に書かれていた筋、すなわち、一生かかってこれと同じもの、これと同じものを作ると言うの、全くナンセンスに思いました。

また、掛け軸では、「(伝)銭選筆:宮女図」は「これが女性? 男じゃあないの」と言う感じでしたが、「梁楷筆:出山釈迦」と「梁楷筆:雪景山水図」はこの展覧会で最も素晴らしいものだと思いました。前者は風景画+人物画、後者は風景画で、両方、一緒に飾るもののようです。

この展覧会、11/24(月)まで開催されておりますので、ご興味ある方は行かれて下さい。

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2014年09月06日

2014年 9月 5日(金)の「冷たい炎の画家 ヴァロットン展」

2014. 9. 5(金)、東京駅近くの「三菱一号館美術館」で行われている「冷たい炎の画家 ヴァロットン展」を観てきました。

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この画家の名前、私は初めて聞いたので、多分、日本ではほとんど知られておらず、ガラガラではないかと思って行ったのですが、意外に混んでいたのには驚きました。

まず、この美術館ですが、ここも初めてです。しかしながら、ここ、山手線に直角の大通りに面した所には、出口と喫茶店?への入口しかなく、入口は裏口、すなわち、中庭側にあるのには参りました。加えてここ展示室が妙に小さい上、数があり、また、廊下を散々歩かされる上、各入口にはオートドアがあると言う奇妙な作りで、開放感の無いこと、おびただしい上、ガラスのオートドアだけでも10回はくぐると言う多さでした。いずれにしてもも、落ち着いて観られる雰囲気ではない美術館であることは確かで、この側にある出光美術館の方が遙かに観やすいし、開放感があり、美術品を観たと言う感じになります。あ、入ってから、まずは、エレベーターで3階に上がり、企画展を観て、その後、階段を下りて2階の美術館の収蔵品を観ると形です。

と言うことで、感想ですが、3階、2階共、いずれも「ひどい!」の一言です。すなわち、全く私の趣味には合わないもので、私に言わせればゴミみたいな油絵と木版画です。前述のごとく、この画家の名前は初めて聞いた状態ですので、油絵も木版画も初めて観たものですが、3階の油絵は水彩画風の淡い色彩のものですが、全体的に冷たい感じで、どこが良いのかサッパリわかりませんでした。また、沢山あった木版画も暗い感じのものばかりで、こちらも良さがサッパリわかりませんでした。結局、まともだったのは、なぜか、ヴァロットンの絵と絵の間に展示されていた日本の浮世絵だけでした。一方、2階のこの美術館収蔵の絵や陶磁器も、私の趣味の範囲外で、こちらも、私にとってはゴミでした。

と言うことで、この展覧会、9/23(火)までの開催だそうですので、ご興味のある方は急がれた方が良いと思います。

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ラベル:ヴァロットン
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2014年06月02日

2014年 5月31日(土)の「別品の祈り 法隆寺金堂壁画」展

2014. 5.31(土)、上野駅近くの「東京芸術大学・陳列館」で行われている「別品の祈り 法隆寺金堂壁画」展を観てきました。

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「法隆寺・金堂」の壁画は昭和24年の火災により、ひどい状態になってしまったのですが、焼ける前の壁画の白黒写真、焼ける前の画家による模写等を元に、コンピューターグラフィックにより焼ける前のものを原寸大に再現(高さ3m位のプリント)したものです。ただし、印刷する際、壁画風にするため、和紙に炭酸カルシウム(漆喰の成分)や陶磁器などの原料としても使われる白土(はくど)を塗って下地を作ったものに印刷し、更に、色々と手で塗って修正しているのだそうです。そして、それを建物の中にやや黒い朱色に塗られたエンタシス形の柱の柱の間に貼って、焼ける前の金堂の状態を再現(壁画は全部で12面あります)、すなわち、中に入ると金堂に居るのと同じ状態になるようにセットしています。

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さて、感想ですが、素晴らしいです。確かにそばによると、壁の割れ目等は印刷だとわかってしまいますが、2m程離れてみると、なるほど、金堂はこのようなものであったのかと言うことがよくわかります。また、大きさも非常に大きいですから、それだけでも価値があります。それにしても、これを見て思ったことは異国の神様と言うか、異国の仏様であると言うことですね。鎌倉時代以降の仏様とはものすごく違います。

この展覧会、6/22(日)まで開催の上、入場料は無料ですので、仏像に興味がある方、法隆寺に興味がある方、行かれることをお奨めします。ともかく、法隆寺の金堂の中って、こうだったのかと言うことが、一目でわかると思います。

それにしても、折角、ここまで作ったのですから(エンタシスの柱や壁画が無い板張りもありますし)、東京国立博物館の法隆寺館や、あるいは、本家の法隆寺で引き取って、展示して欲しいと思います。

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2014年06月01日

2014年 5月23日(金)の「法隆寺 -祈りとかたち」展

2014. 5.23(金)、上野駅近くの「東京芸術大学・大学美術館」で行われている「東日本大震災復興祈念・新潟県中越地震復興10年 法隆寺 -祈りとかたち」展を観てきました。

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10時の開館の10分後に入館したのですが、観客の入りは少な目で、ゆっくりと観ることができました。さて、この展覧会の会場は、まず、エレベーターで地下1階に行き、下りて、右折した所の部屋と、左折した所の部屋、エレベーターで3階に行き、下りて、右折した所に部屋、更に進んだ所の小さな部屋の4部屋です。それにしても、普通に考えれば、4階建てにして、4階、3階と観て、2階の土産店を通って1階の出入口に行くと言う設定にすれば良いと思うのですが、この美術館、何でこのような変な設計にしたのでしょうね。

と言うことで、感想ですが、法隆寺は明治時代に貧困期に政府に寺宝を供出してしまったので(これらは現在、東京国立博物館の法隆寺館に展示されています)、つくづく、まともな寺宝は残っていないのだなあと思いました。だって、法隆寺展と言えば、普通の人は、飛鳥時代から平安時代くらいまでの寺宝を展示されていると思いますが、確かにそれらの時代のものもありましたが、明治から昭和の洋画や日本画まで展示されているのですから、一体、どうなっているのと言いたくなります。そのようなもの、期待している人は誰もいないと思うのですが。

と言うことで、まずは地下1階の第1室ですが、ここでは、なぜか、掛け軸なのに水平におかれていた金色の阿弥陀三尊が描かれている「阿弥陀三尊像」(14世紀)がまあまあでした。第2室では、法隆寺金堂が焼ける前の1932年〜1936年頃に、鈴木空如が模写した内部の壁画画(模写は大きな掛け軸となっていました)が素晴らしく、特に「阿弥陀浄土図」は傑作だと思いました。同時に、1982年〜1985に他の人達により再現されたものも展示されていましたが(こちらも掛け軸です)、こちらは冴えませんでした。3階の部屋ではまあまあだったのは、金色の優しい感じの「阿弥陀如来座像(三経院)」のみでした。

以上より、本日は鈴木空如による金堂の壁画模写が観られたことが収穫でした。

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2014年05月20日

2014年 5月20日(火)の「日本絵画の魅惑」展(後期)

2014. 5.20(火)、まず、有楽町駅近くの「日比谷公園」の「バラ」の花の撮影後、今度は「出光美術館」に行き、「日本絵画の魅惑」展を観てきました。

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この展覧会、前期と後期に分かれており、前述のごとく前期は既に観ていますので、本日は後期を観たと言う訳です。この展覧会、前期と後期とでは展示しているものが異なり、また、同じ物でも、別の場面が展示されていると言う訳で、事実上、2つの展覧会を無理に1つにしたと言う感じです。開場の10時直後に入ったこともあり、観客の入りは少な目で、伸び伸びした感じで観ることができました。

第1室では観るべきものはありませんでしたが、第2室の六曲一双の「祇園祭礼図屏風」はううん、現在の祇園祭に似ているが、見物客の数は圧倒的に少ないなあと思いました。二曲一隻の「桜下弾絃図屏風」は若い女性3名と女童2名が描かれている華やかなもので、この展覧会で最も素晴らしいものでした。と言っても、当時の美人の基準と私の美人の基準が異なっているのは仕方がありませんが。六曲一双の「阿国歌舞伎図屏風」は、絵の中の見物人が非常に少ないには驚きました。

第3室では、掛け軸「喜多川歌麿:娘と童子図」は中々でしたが、この付近には浮世絵の肉筆画が何点かあり、それを観て思ったことは、遊女(花魁)達がお腹のところで帯を結んでいるのは、もしかして、妊娠しているように見せる、すなわち、豊穣の象徴ではと思いました。また、六曲一双の「酒井抱一:八ッ橋図屏風」はその大きさといい、図柄といい、大傑作で、先程の「桜下弾絃図屏風」と共に、本日、最高のものでした。後は、巻物「英一蝶:四季日待図巻」は料理している場面、踊っている場面等、楽しそうな感じで、観ているとニコニコしてしまうものでした。なお、六曲一双の「長谷川等伯:波濤図屏風」は波の形が現代絵画ではないかと思うような斬新なものだったのには驚きました。

この展覧会、6/8(日)まで行われていますので、興味がある方は行かれて下さい。

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ラベル:出光美術館
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2014年04月20日

2014年 4月17日(木)の「大江戸と洛中 〜アジアのなかの都市景観〜」展

2014. 4.17(木)、両国駅近くの「江戸東京博物館」にて「江戸東京博物館 会館20周年記念特別展 大江戸と洛中 〜アジアのなかの都市景観〜」を観てきました。

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11時に中に入館したのですが、混み方は適度で、観やすい状態でした。

さて、感想ですが、全体としては冴えないものでした。と言うのは、メインの展示品が絵のように描かれた世界地図とか、あるいは、日本地図とか、あるいは、都市の図面とかで、私が好きな、所謂、絵が少なかったからです。その上、文字と言うか、文章だけのも多かったですし。加えて、明治4年に撮られたガラス原板による写真もありましたが、そのままの展示ですので、白黒反転している状態の上、傷やヒビが顕著で、これはこれでいいから、きちんとしたプリント、それもパソコンで修正したものを見せろと言いたくなりました。

と言う状態でしたが、それでも、「東海道五十三次図屏風」は屏風に幾つかの宿場の様子が描かれているものでしたが、なるほど、昔の宿場はこんなに小さかったのだなあと思いました。

また、「洛中洛外図屏風」は京都の有名な寺社が描かれているのものですが、今はもう無い「神泉院」には朱色の塔まで描かれているのには驚きました。また、「金閣寺」も朱色になっています。今は無き「方広寺」の大仏殿は巨大で素晴らしいですし、「清水寺」も舞台造りで描かれていますが、朱色には描かれていませんでした。これ以外には「日光御遷坐式図巻」も武士や僧侶達が色々な場所に描かれていて、なるほど、こう言うものだったのかと思いました。

後、金属製の「台徳院銅製燈籠」は実に立派なものでした。

と言うことで、この展覧会、5/11(日)までですので、ご興味ある方、ぜひ、いかれて下さい。

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2014年04月17日

2014年 4月15日(火)の「日本の美・発見IX 日本絵画の魅惑」展

2014. 4.15(火)、有楽町駅近くの「出光美術館」にて「日本の美・発見IX 日本絵画の魅惑」展を観てきました。

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10時半頃に入ったのですが、混み方はまあまあで、観やすかったです。

さて、感想ですが、ちょっと、ガッカリしました。と言うのは、何だか、適当に集めたものを分類して展示したと言う感じで、ポリシーとかが全く感じられなかったからです。この美術館は3つの部屋から成り立っていますが、最初の部屋は全く観るもの無しでした。第2室では以前にもどこかの展覧会で観た「江戸名所図屏風」、これは江戸を地図的に描いたもので、寛永寺、湯島天神、神田明神等、今でも同じ場所にある神社やお寺が載っているのがいいです。特に、旧吉原や歌舞伎座の様子(歌舞伎座は屋根がありません)が面白いです。また、現在の「新橋」には橋はありませんが、昔は橋があったのですね。後、第二次世界大戦後に橋が無くなった「京橋」も描かれていますし。それ以外では、「世界地図・万国人物図屏風」は今でも通じるような世界地図が描かれているのですが、北海道が変な形の上、かなり、ユーラシア大陸寄りなのが、おかしな感じです。

第3室はもっともまともで、まずは、掛軸「勝川春章:桜下三美人図」は桜の花がほとんど白なのはちょっと困りものですが、女性3人が綺麗です。「歌舞伎図<表>・花鳥図<裏>」は6曲1双の小さな屏風で、枕屏風なのかなあと思ったのですが、裏面の松と白梅、川と紅梅と言う風景画がいいです。表の歌舞伎の様子は普通のできだと思いましたが。

また、「東京国立博物館」の「平成館」で「俵屋宗達:風神雷神図屏風」が展示されており、加えて、「本館」にて「尾形光琳:風神雷神図屏風」も展示されていることに対抗しているのではと思いますが、ほぼ同じ構図の「酒井抱一:風神雷神図屏風」もありました。しかしながら、こちらは風神・雷神がユーモラス過ぎて、3つの中では最も劣っていると思いました。それにしても、以前にどこかの博物館か美術館で上記3つのそろい踏み、すなわち、同時展示を観たことがありますが、場所が違うとは言え、3つのほぼ同時に観ることができるのですね。

なお、この展覧会は6/8(日)まで行われておりますので、ご興味がある方、行かれて下さい。

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ラベル:出光美術館
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