2014年04月08日

2014年 4月 8日(火)の「東京国立博物館」の「特別展 栄西と建仁寺」

2014. 4. 8(火)、上野駅近くの「東京国立博物館・平成館」にて「特別展 栄西と建仁寺」を観てきました。

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開門の10分前に着いたのですが、並んで待っていたのは20名程度で、開門時ででも計50程度と寂しいものでした。しかしながら、開場の30分後にはかなりに人が見ていました。

さて、感想ですが、全体としてはつまらなかったです。その理由は、保存状態の悪いものが多く、ままあの状態のものは最後の部屋に展示してあったもの位であったこと、そして、お経等の文字だけのものが多かったことが上げられます。また、勿論、沢山あった僧侶の彫像や絵像なんてものも興味がありませんし(ところで、この手のものって、弟子が師を忍んで作らせるのでしょうか)。

その中では、最初の部屋にあった「四頭茶会所用具」は大きな部屋を再現し、かつ、本物か偽物かわからなかったのですが、襖等も再現しているので、なかなかの見ものでした。

秀吉の妻だったねねが着ていたと言う「打掛 亀甲花菱模様縫箔 高台院所用」は金糸を使った素晴らしいものでした。

「海北友松:竹林七賢図」は横幅の広い掛け軸が10幅もあるもの非常に大きなものなのですが、展示してあったのは6幅でした。それにしても、この七賢人って、生きていたのですから、食べ物を作ったり、着る物を洗濯したりする人がきっといたのでしょうね。そう考えると、単なる遊び人と言うか、暇人とでも言うべきだと思っています。

また、同じ作者による「海北友松:雲龍図」も横幅の広い掛け軸が8幅もあるもの非常に大きなものなのですが、展示してあったのは4幅のみで、大きな龍の顔が書かれているもので、なかなかの迫力でした。

反対側の部屋に入って、「伝観音菩薩座像」は金色の厨子に入っているもので、観音像の表情が良かったです。

「狩野山雪:唐人物図座屏」は亀の上に男が乗っている図が描かれているのですが、ユーモラスに感じました。

「伊藤若沖:雪梅雄鶏図」は今描いたのではと思うほど、保存状態が良い掛け軸で、鮮やかな色彩が素晴らしく、特に、幹に積もっている雪が良かったです。

「白隠:百寿福禄図」も掛け軸で、中央の福禄寿の絵が気持ち悪いのですが、それでも中々でした。

「法観寺参詣曼茶羅」は八坂神社、八坂の塔、清水寺、六波羅、鳥辺野等が描かれている大きな掛け軸で、先日まで京都に行っていた私は、ううん、当時と今とそれほど変わっていないのだなあと思いました。でも、今のお寺はほとんど木が黒っぽくなった色ですが、当時のお寺が朱色に塗られていたことがよくわかります。また、八坂の塔も、昔は太子堂とか八坂鎮守、八坂楼門があったのですね。

「院達:小野篁・冥官・獄卒立像」は大きな彫像ですが、特に小野篁の姿が圧倒的です。

後は、この展覧会の目玉である「俵屋宗達:風神雷神図屏風」ですが、これは最後にありました。風神がいいですね。また、本館の「狩野晴川院<養信>:源氏物語絵合・胡蝶図屏風」も中々でした。

なお、この後、本館での平常展も観てきましたが、2階に「尾形光琳:風神雷神図屏風」が展示してありました。私は俵屋宗達のものより、こちらの方が好きです。

この展覧会、5/18(日)までですので、ご興味ある方はいらして下さい。

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2014年03月19日

2014年 3月15日(土)の「朝倉彫塑館」

2014. 3.15(土)、日暮里駅近くの「朝倉彫塑館」に行ってきました。ここ2回目ですが、どんな所だったか、すっかり、忘れていました。

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まず、驚いたことが靴を脱いから中に入ることで、靴は布製手提げ袋に入れます。そして、まずは、鉄筋のビル内の展示室、そして、中庭を囲む日本家屋と小さな展示室、また、日本家屋、ここより、2階に上がって更に展示を見て、更に屋上まで上がります。私は、てっきりビルだけだと思って(記憶して)いたので、日本家屋の中を歩くのが意外でした。なお、1ヶ所のみですが、以前に見た記憶があった場所、これ、天井までの本棚がある部屋なのですが、そこに入った時に以前に見たことを思い出しました。

肝心の作品、すなわち、銅像ですが、残念ながら私の趣味のものはありませんでした。

それにしても、ここの困った所は、撮影が禁止のことです。まあ、銅像等は撮影禁止でかまいませんが、何で、中庭まで撮影禁止なのかさっぱりわかりません。さすがに屋上は撮影禁止ではないと思いますが、逆に撮影したいとは思いませんでしたし。

と言うことで、残念ながらと言ったところでした。

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タグ:朝倉彫塑館
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2014年02月09日

2014年 2月 6日(木)の「日本伝統工芸展60回記念 人間国宝展」

2014. 2. 6(木)、上野駅近くの「東京国立博物館」で開催されている「日本伝統工芸展60回記念 人間国宝展 生み出された美、伝えゆく技」を見てきました。

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実は、「クリーブランド美術館展」(東京国立博物館)・「人間国宝展」(東京国立博物館)・「世紀の日本画」(東京都美術館)の3展覧会分の前売券が、限定5,000枚・1,000円で販売されていたので入手し、既に2つは行ったので、今回はそれの最後と言う訳です。

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開館の10分過ぎの9:40頃に中に入りましたが、ガラガラの状態で、特に、後半の部屋では見ているのは私1人と言う状態でした。しかしながら、それでも、10:20頃になると人の数が増えてきました。

さて、感想ですが、全体的にはつまらなかったです。すなわち、日本橋三越百貨店で毎年行われている「日本伝統工芸展」を博物館で開催したものと言う感じです。しかしながら、それでも、「広沢:志野茶碗」は形が中々良く、加えて、まるでうまく作ったプラスティック製みたいな感じの肌触りが面白かったです。「松原定吉:地白江戸風物文着尺」は明治時代の新橋停車場、江戸橋等が単色の版画風で描かれているもので、これがこの展覧会では最も良かったです。後は、「羽田登喜男:友禅訪問着・百花斉放」が淡い色彩でまあまあでした。なお、なぜか、多分、あまり、良い物が無かったためなのでしょうが、人間国宝が作ったものではない江戸時代以前のものも結構な数、展示されていて、その中では「片輪車蒔絵螺鈿手箱」や「御所車蒔絵硯箱」が素晴らしかったです。また、会場の外、すなわち、平常展の入場料で入れる場所ですが、そこで、「特別陳列 人間国宝の現在」展が行われており、そこでは50点以上が展示されていましたが、いずれも私の趣味ではありませんでした。

その後、平常展(本館)も観ましたが、「雪舟:秋冬山水図」の掛け軸がありました。

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これ、以前に観たこともありますが、前回と同様に、あまりに小さいのに驚きました。

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イメージ的には1m位の感じなのですが。後は、「東洋館」に行き、ガンダーラの石仏を観ましたが、こちらはいいですねえ!

と言うことで、3展覧会で1,000円、すなわち、1展覧会=333円で行くことができたので、その金額を考えれば大満足でした。

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2014年01月30日

2014年 1月28日(火)の「日本美術院再興100年 特別展 世紀の日本画」

2014. 1.28(火)、上野駅近くの「東京都美術館・企画展示室」にて「日本美術院再興100年 特別展 世紀の日本画」を観てきました。

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本日は開室後20分の9:50頃に中に入ったのですが、先日の東京国立博物館と同様にガラガラで非常に観やすかったです。

さて、感想ですが、地下1階の部屋では、以下が良かったです。

谷の上に紅葉が描かれている大きな掛軸「橋本雅邦:白雲紅樹」が中々、良い感じでした。また、大きな梅の木が描かれている6曲1双の金屏風「下村観山:弱法師」は梅の木が素晴らしく、また、左側の大きな夕日?もいいのですが、右側の老婆は不用ではと思いました。と言っても、ここに若い美しい女性を描いたら、梅の木は負けてしまうので、梅の木を際立たせるために描いていることはわかるのですが。後は、絵「安田靫彦:飛鳥の額田王」は中国風過ぎるが、中々でした。一方、絵「小林古径:楊貴妃」は楊貴妃の顔が気持ち悪過ぎでした。2枚の大きな掛け軸「横山大観:遊刃有余地」も中々素晴らしいですし、また、「下村観山:天心岡倉先生画稿」も中々でした。そして、この展覧会で最も素晴らしかったのが2曲1双の屏風「下村観山:白狐」で、静かな林の中にいる白い狐を描いたものですが、画面から静かさが伝わって来るものでした。

エスカーレーターで1階の部屋に行くと、絵巻物「小林古径:竹取物語」があり、かぐや姫や侍女、家来達が天に昇っていく所がその鮮やかな色彩と共に素晴らしかったです。このほか、絵「平山郁夫:祇園精舎」は体の周りが金色に輝いている男達を描いたものですが、それでも、荘厳な感じが良いですし、4曲1隻の「篝火」はその篝火の部分が素晴らしいですし、在りし日の宇治平等院を描いた掛け軸「小林古径:阿弥陀堂」もなるほど、平等院の創建当時はこんな感じだったのかと思わせるものでした。なお、6曲1双の屏風「下村観山:紅葉」は紅葉しているモミジの葉の彩度が高過ぎで不自然過ぎる感じでした。また、部屋の最後の方は洋画になっていました。

更にエスカレーターで2階の部屋に上がりますが、こちらはそのほとんどが洋画でした。ううん、この展覧会、タイトルが「世紀の日本画」ですので、てっきり、日本画のみと思っていたら、どうやらそうではなくて、日本人によって描かれた絵と言うことのようです。この中では、古代エジプトの絵風の「岩橋英遠:神々とファラオ」が中々でした。

後、私が最近、読んだ小説の準主人公が京都の舞妓だったのですが、その舞妓を描いた絵が2階には2枚、すなわち、「速水御舟:京の舞妓」と「小倉遊亀:舞妓」がありましたが、前者は「ええっ、こんな年取っていて、嫌な感じのオバサンが舞妓?」と言う感じでしたし、後者は綺麗ではないので、ガッカリでした。やはり、小説の中の方が自分の想像ですので、遥かに美しいですね。

と言うことで、本日は気に入った「下村観山:白狐」の絵葉書を出口の所のショップで入手しました。

なお、この展覧会は「前期:1/25(土)〜2/25(火)」、「後期:3/1(土)〜4/1(火)」となっていますが、何と総とっかえだそうですので、全部を観るには、前期、後期共、行く必要があるそうです。

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2014年01月17日

2014年 1月17日(金)の「クリーブランド美術館展 名画でたどる日本の美」

2014. 1.17(金)、上野駅近くの「東京国立博物館」で行われている「クリーブランド美術館展 名画でたどる日本の美」に行ってきました。

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会場はいつもの通りに「平成館」なのですが、いつもはエスカレーターを登った2階の左右の計4室を使うのに、今回は左側の2室のみと言うこぢんまりとしたものです。また、いつもは博物館の開門直前に行き、開門と同時に入るのですが、本日は10分遅れの9:40に門前に着き、中に入りました。会場はガラガラで、非常に観やすかったです。

さて、感想ですが、ガッカリでした。展示されてるのは50点程度と少ないのはともかく(その代わりに、掛け軸、巻物、屏風等、大きなものが多かったです)、保存状態の良くないものが多く、観て美しいと思うようなものは皆無でした。その中で、まあまあだったのは「河鍋暁斎:地獄太夫図」の掛け軸(と言っても、今回の展示品では最も新しい明治時代のものでした)と、洋画風の馬が描かれている「?:厩図屏風」の六曲一双の屏風位でした。また、西洋人による油絵が4点あったのですが、その中では「ルソー:トラとバッファローの戦い」がまあまあでしたが、「雪村周継:龍虎図屏風」に描かれていた猫みたいな感じの虎が、このルソーの絵にも描かれていたのには笑ってしまいました。もしかして、当時はジャポニズムだったので、日本のものを真似たのかもと思いました。

なお、その後は勿論、本館に行きました。本日は本館1階の左半分は閉鎖中でしたが、それでも、やはり、ガッカリ展示の後に、1階右の仏像の所に来ると、ホッとします。本館では正月から1月下旬にかけては特別展示があるのですが、今年は2階で「長谷川等伯:松林図屏風」が展示されていました。いやあ、素晴らしいです! 本日、最高の見物でした。これを観るだけでも、本日、行った甲斐がありました。

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2013年12月01日

2013年11月29日(金)の「江戸の狩野派 -優美への革新」展

2013.11.29(金)、有楽町駅近くの「出光美術館」にて開催されている「江戸の狩野派 -優美への革新」展を観てきました。

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お昼近くに行ったのですが、結構、観ている人が多いのには驚きました。

さて、感想ですが、第1室には六曲一双の屏風や、掛け軸等があったのですが、墨絵風のものが多く、また、古く見えすぎで、私の趣味のものはありませんでした。第2室でも第1室と同様に、六曲一双の屏風や、掛け軸等の展示でしたが、掛け軸「狩野尚信:猛虎図」がユーモラスな感じの虎が描かれていたので、笑ってしまいました。そして、第3室になり、ようやく、色が付いた絵、すなわち、大和絵等が描かれた六曲一双の屏風や、掛け軸等になり、ここが最も良かったです。すなわち、六曲一双の屏風「狩野探幽:源氏物語 賢木・澪標図」が素晴らしい美しさでした。これ、有名なもので、以前にも観たことがありますが、須磨の海岸に光源氏がお礼に来た場面で、海上には明石の上が乗っている小舟も描かれています。後は六曲一双の屏風「狩野永納:遊鶴図屏風」が中々良かったです、これは鶴と背景に牡丹の花や松が描かれているものです。また、六曲一双の屏風「狩野安信:松竹に群鶴図屏風」も良かったです。これ以外に、「狩野養信:江戸城本丸等障壁画絵様」は部屋の襖の絵の下書きで、部屋全体の襖絵が全部観られるようになっていたのは興味深かったです。

と言うことで、本日の見物は「狩野探幽:源氏物語 賢木・澪標図」でした。

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タグ:出光美術館
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2013年10月28日

2013年10月24日(木)の「ターナー展」

2013.10.24(木)、上野駅近くの「東京都美術館」にて「ターナー展」を観てきました。

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開場直前の9:30頃に着きましたが、並んでいたのは50名程で、すぐに中に入れました。しかしながら、並んでいた内の半分程しか「ターナー展」に入らなかったようで、地下のターナー展の展示室に入ると、中に居たのは20名強と言ったところでした。

さて、まずは地下1階ですが、水彩画や小さな油絵が多く、その中でまあまあだと思ったのは印象派風の油絵「月光、ミルバルクより眺めた習作」と、大作の油絵「ディドーとアエネアス」でした。「ディドーとアエネアス」と言えば、ヘンリー・パーセルの歌劇「ディドーとエネアス」の中のアリアを思い出させますが、描かれている女性が美人ではないのが残念でしたが、全体的に古代ローマ風の情景は素晴らしかったです。後は大きな油絵「イングランド:リッチモンド・ヒル、プリンス・リージェント(摂政王太子)の誕生日」もワットー風のドレスで中々良かったのですが、描かれている女性達が美しくはないのが残念でした。

エスカレーターで1階に行くと、「ヴァティカンから望むローマ、ラ・フォルナリーナを伴って回廊装飾のための絵を準備するラファエロ」の横3m位の大きな油絵がありました。外が見下ろせる建物の中央に男女、そして、ラファエロの絵、背景にはローマの街と言う構図で、今回の展覧会で最も素晴らしいと思いました。また、描かれているラファエロの絵が丸い感じの額に入った聖母子像と言うのも、観ていてニコニコしてしまいました。また、その隣にあった大きな油絵「レグルス」はまぶしい光の柱みたいなものが素晴らしい効果でした。ここにも、水彩画等もありましたが、それを含めて、他は私の趣味ではありませんでした。

そして、更に上がり、2階に行きますが、こちらは訳のわからない現代絵画みたいな感じのものを含め、私の趣味のものはありませんでした。

と言うことで、この展覧会、1階のエスカレーターを登った所が最も素晴らしかったです。

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2013年10月26日

2013年10月22日(火)の「特別展 京都 洛中洛外図と障壁画の美」

2013.10.22(火)、上野駅近くの「東京国立博物館」で行われた「特別展 京都 洛中洛外図と障壁画の美」を観てきました。

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開場の10分前の9:20頃に着いたのですが、門前の並んでいた人は20名程度で、開場直前でも50、60名程度と思ったより空いていました。そして、9:30になり、係員の誘導も下、列を崩さないようにして平成館まで行き、中に入りました。

さて、感想ですが、つまらなかったです。と言っても、目玉の洛中洛外図は素晴らしかったのですが、残りの障壁画はつまらなかったです。その上、洛中洛外図屏風は4双しかないのに、残りの100面以上が襖に描かれている障壁画なのですから。

加えて、ひどいと思ったのは、妙にデジタル表示があることで、エスカレーターに乗って2階に行き、左折して最初の部屋の入ると、暗い細長い部屋の壁面に計4つのスクリーンに洛中洛外図が表示されています。おいおい、実物を観にきたのに、偽物から見せるのかと思いました。解説なんか、本物を観た後で十分です。まずは、自分の感性で観て、それが気に入ったら、解説を見れば良いのですから。

すぐにその部屋を抜けて、次の部屋に行くと、ようやく、本物の洛中洛外図屏風がありました。これらはいずれも6曲一双の金屏風で、お寺や民家、屋敷等が描かれているもので、建物以外は金で覆われています。これを見てわかったことは当時の寺院は現在とは異なり、朱色だと言うこと、民家は瓦を使わず、木の板を使い、風で飛ばないように石が載せてあることです。4つの中では、祇園祭の山車も描かれている「上杉本」の「狩野永徳」によるものが最も素晴らしかったです。三部屋目は「仁和寺」にあるものがほとんどでしたが、「狩野孝信:賢聖障子絵」は20面もあるのに男ばかり描いているので、男には興味無い私には全くつまらなかったですし、17面ある「狩野永徳:群仙図襖」、2曲1双の屏風「狩野孝信:唐人物図屏風」及び「狩野甚丞:唐人物図屏風」も同様です。

売店の前を通って、反対側の部屋に入ると、まずは、暗い部屋の中で、龍安寺の石庭が10m以上の大きさのスクリーンに映された上、音も入ると言う訳で、「何だ、これは、いいかげんにしてくれ」と思ってしまいました。

そして、暗い部屋を抜けると、ようやく、「龍安寺」の襖が立体的に部屋にあったような感じで展示されているのですが、その前にガラスがありますので、部屋にあるような感じがしません。その上、これらもいずれも男の絵ばかりです。

そして、最後が「二条城」の襖ですが、こちらも立体的と言うか、部屋にあった風に展示しています。こちらは風景画と言うか、松とか鷹とかが描かれた金屏風ですが、威圧的過ぎて、いずれも、私に訴え掛けるものはありません。

平成館を観た後は本館に行きましたが、驚いたことが1つ。すなわち、入った左側にある大きな部屋、以前は何だかわけのわからないだたっ広い部屋でしたが、それがミュージアム・ショップになっていました。今までは確か、地下にあったのですが、表に出てきたと言う訳です。

本館を観た後は、東洋館に行きました。ここ、大分、前に修繕されたのですが、その後、入ったことが無く、おそらく10年振り位だと思います。本日、久しぶりに入ったのは「東洋館リニューアルオープン記念 特別展 上海博物館 中国絵画の至宝」が行われていたからなのです。

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これは4階の第8室で行われているとのことで、地下の展示室から順に観て行きましたが、やはり、インドの石仏はすごいです。この東洋館、全体的に言えば、本館より遙かに素晴らしいです! 以前はそうは思わなかったのですが、良い展示品が増えたのか、あるいは、展示方法が変わったためかわかりませんが。

肝心の第8室ですが、これがまたひどいものばかりで、これでは、まともに観る気にはなりません。すなわち、保存状態の悪いものばかりなのです。上海博物館、日本に貸し出すとのことで、悪いものばかり選んだのではないでしょうか。

と言うことで、京都展の方は洛中洛外図屏風は素晴らしかったのですが、他は観るべきものは無し。一方、東洋館の方はインドの石仏が良かったと言うことで、全体的には行って良かったと言うことでしょうか。

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2013年10月14日

2013年10月11日(金)の「興福寺創建1300年記念 国宝興福寺仏頭展」

2013.10.11(金)、上野駅近くの「東京藝術大学大学美術館」で開催されている「興福寺創建1300年記念 国宝興福寺仏頭展」を観てきました。

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10時開場の直後に入ったのですが、ガラガラで、特に、3階展示室では10分間位、係員以外は私のみでした。

さて、感想ですが、全体的にはつまらなかったです。ここの展示室は地下2階の2部屋と3階の2部屋で、まずは、エレベーターで地下2階に行き、第1展示室に入ります。ここにあったのは僅かな仏像と厨子、そして、非常に状態の悪い人物画・仏画の掛け軸と板絵(これらは、人物・仏が描かれていることがかろうじてわかる程度の代物です)、そして、私には全く興味が無いお経等の巻物です。すなわち、絵類は状態が悪すぎて、これでは観る気がおきまんし、文字で書かれているお経類も観る気が起きません。

第2展示室はレリーフみたいな感じの木造の十二神将立像ですが、これも、別に感銘を受けるほどのものではありませんでした。

エレベーターで3階に上がり、第3展示室に入ります。ここは大きな部屋で、木造の十二神将立像が両側に展示されています。そして、その奥に「山田寺にあった銅造仏頭」があり、ここが最も観甲斐がありました。すなわち、神将は1つ1つ、正面以外に周囲を周りながら観ました。当初に塗られていた塗料はほとんど残っていませんでした。折角だったら、模型でいいですので、当初の色が着いた状態のものも観たかったです。勿論、仏頭も大したもので、これも観甲斐がありました。

第4展示室は仏像が1体のみありました。

と言うことで、私にとっては、この展覧会で観るべきものは第3展示室にあるものだけでした。

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2013年07月23日

2013年 7月23日(火)の「LOUVRE ルーヴル美術館展」

2013. 7.23(火)、上野駅近くの「東京都美術館」にて、「LOUVRE ルーヴル美術館展」を観てきました。

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開場の5分後、すなわち、9:35に入りましたが、観客の入りは入口近くの地下は1列に並ぶ程度で、他の階ではゆっくりと観られる状態でした。

さて、感想ですが、全体的にはまあまあと言ったところでしょうか。この展示室は地下、1階、2階の3つに分かれており、地下室は古代ギリシア・ローマ・エジプト等の非常に古いもの、1階は中世からルネッサンス辺り、2階はローマの大きな彫刻と19世紀頃の絵 と言った構成でした。

地下は小さめの彫刻と陶磁器がメインで、この手の古いものは私の感覚には合わないものばかりでした。また、ロゼッタストーンの偽物(レプリカ)もありました。

1階に行くと、最初の方は彫像等でしたが、その後、ようやく、絵画が出て来て、その中では金色のイコンみたいな感じの「(クレタ島):東方と西方のキリスト教会統一の象徴である教会を支える聖使徒ペテロとパウロ」と「(クレタ島):幼児キリストに口づけをする聖母像」が中々でした。また、スケッチみたいな感じの「ヴィレム・シェリンクス:マルタ島ヴァレッタの港の眺め」も良かったです。これ以外には工芸品ですが、金と宝石で作られた2つの「(欧州):煙草入れ」と「ジィン・バルボー:煙草入れ」、「(オーストリア):金と宝石で装飾されたザーフ(カップ受け)」等は成金趣味ですが、それでも、中々でした。また、大きな油絵「ジョヴァンニ・ピエトロ・リッツォーリ:エジプト最後の女王クレオパトラの自殺」は美女の筈が単なるオバサンだったのに苦笑してしまいました。

2階では同じく大昔のローマ時代のものですが、非常に大きな彫像が展示されており、今回の展覧会で最も素晴らしいと思った「アルテミス:信奉者たちから贈られたマントを留める狩りの女神」がありました。その後は絵がメインで、「ギャヴィン・ハミルトン:トロイの王子パリスにスパルタのヘレネを引き合わせる愛の女神ヴィーナス」が良かったです。数名の人物が描かれていますが、その中の胸を丸出しのヘレネがいいです。また、風景画ですが、「ピエール・ジャック・ヴォレール:1767年10月のヴェスヴィオ火山の噴火」の噴煙と言うか、赤く燃えている様子が素晴らしかったです。後は「テオドール・シャセリー:モロッコの踊り子たち:薄布の踊り」も中々でした。これら以外には、大きな石の浮き彫りですが、「(ギリシア):墓碑:夫婦の別れの場面」も女性の表情が素晴らしかったです。

と言うことで、この展覧会、9/23(月)まで開催されていますが、また、下の階から上の階に上がるに従って良くなると言うものですので、つまらないと思ったらすぐに上の階に行くのが吉だと思います。

なお、各階は上り専用のエスカレーターでつながっていますが、途中の階からでもエレベーターを使えば下に行けますし、2階から土産屋を通って、下り専用エスカレーターで出口に行っても、その直前で右に曲がれば、また地下の展示室に行くことができますので、2階まで行っても、簡単に地下に戻れます。

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