2017年04月15日

本「大城和恵著 登山外来へようこそ」

大城和恵著「登山外来へようこそ」(発行日:2016. 8.10、発行所:(株)KADOKAWA)を読みました。これは角川新書の1冊です。

さて、感想ですが、面白かったです。著者は「登山外来」を持っている医者だそうで、勿論、方々の山登りをしている方だそうです。

山では心臓発作が起きたら助からないことが多いそうで、特に、血圧、血糖値、コレステロール値が高い人は動脈硬化が進みやすく、血管が狭くなるので要注意だそうです。このため、心臓に優しいペースで歩くこと、すなわち、乳酸を溜めないスピードで歩くこと、これは最も苦しい段階の3、4割、平地を歩いている半分位のペースで歩く必要があるのだそうです。脱水症状にならないように、水分は登山前に500ml、登山中は30分の休憩ごとに摂るように、また、カロリー不足を防ぐために、登山中は行動食をこまめに摂った方が良いそうです。

人間の体力は歳をとるに従って低下しますが、20歳代がピークで、60歳代になるとその半分、70歳代だと1/3になってしまうのだそうです。ううん、やはり、自重する必要がありますね。

トムラウシ山の遭難は低体温症だったのですが、震えがきたら、食べてカロリーを補給する必要があるそうです。また、体を温める場合は、胸を暖めることで、手足を暖めると、逆に冷たい血液が心臓に行き、悪化するそうです。

遭難した場合の110番電話ですが、まず「山岳遭難です」と言って、次に「場所」を言うことなのだそうです。そうすれば、その後、電波が不安定で、電話がつながらなくてなっても、助けが来る可能性が高いのだそうです。

なお、遭難者に出会った場合、まずは、自分の安全を確保することが先決で、無理な救助、例えば、増水した沢でおぼれている人がいても、器具がない場合は助けに行かない、雪崩や落石も安全が確認出来る場合のみ、助けに行くと言うことが重要だそうです。

matsumo(http://matsumo.my.coocan.jp
タグ:大城和恵
posted by matsumo at 21:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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