2020年11月08日

本「下田治美著 やっと名医をつかまえた 脳外科手術までの七十七日」

下田治美著「やっと名医をつかまえた 脳外科手術までの七十七日」(発行日:2002. 4. 1、発行所:(株)新潮社)読みました。これは新潮文庫の1冊です。

さて、感想ですが、前半は面白かったです。ただし、後半は自意識過剰なような気がしました。この本、著者の経験に基づいて書かれたものだそうです。


すなわち、著者がひどい頭痛で、日の出前に救急車で救急指定病院に運ばれるのですが、そこの医師が医師に成り立てみたいな感じの上、その指示により看護師が点滴の針を著者の血管に射そうとするのですが、4回行って全て失敗、このため、その医師が行うのですが、それも失敗。このため、著者は処置室にそのままの状態で置いてきぼりにされてしまう。病院の開院の時刻になり、今度は別な看護師が行うのですが、それも失敗。更に、もう1人の看護師も失敗。そして、今度は別な医師も行うが失敗と言う、救急指定病院と言うのに信じられないような状態で、ようやく、看護師長が呼び出されて成功すると言うものです。ううん、こんな病院に運び込まれた患者は余程、運が無いのですね。

しかしながら、この病院に検査により、老人性の脳梗塞の痕跡や、脳内の動脈瘤が見つかり、前者は放っておくしかないのですが、後者が破裂すると大変ですので、そこにクリップを当てて、血流が行かないようにして動脈瘤が破裂するのを防ぐ手術をしなければならないので、方々の病院に行ったり、友人達による調査により、手術をちゃんとやってくれる医師を探すと言うものです。


それにしても、いつも思うのですが、良い医師、すなわち、腕も良いし、性格も良い医師に合うのは全く、運、不運です。不運だと、ひどい状態になったり、死んでしまったりするのですから。また、万が一、救急車で運ばれる状態になるのは、やはり、沢山の医師や看護師がいる昼間の方が良いですね。夜間等だと、なりたての医師しかいない場合が多いでしょう、看護師の数も少なくなるでしょうから、良い医師や良い治療に出会える機会も減ってしまいますし。

後、今回、知ったこととして、血管内にカテーテルを通して行う手術や検査がありますが、血管内をこすることにより、血管壁に付いているものを剥がしてしまい、それにより脳梗塞や心筋梗塞が起こる可能性があるそうで、私はそんなこと、考えてもみなかったのですが、それ自体、結構、恐ろしいものだったのですね。

matsumo(http://matsumo.my.coocan.jp
posted by matsumo at 21:10| 東京 ☁| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする