氏は私にとっては、、小学館発行の20cmステレオ両面ソノシートが4枚入っていたソノシート本「世界の音楽」の第7巻「シューマン・ショパン」(発行:1967年)にショパン「夜想曲第2番 変ホ長調」・「夜想曲ハ短調遺作」・「円舞曲第10番 ロ短調」・「マズルカ第41番 嬰ハ短調」・「マズルカ第45番 イ短調」の5曲が収録されていたことと、音楽プロデューサーの菅野沖彦氏が設立した「オーディオラボ」により、その演奏が大量に録音され、同レーベルで高音質のLPレコードで発売されたこと(1970年代)とです。
上記のソノシートの両面に録音された1枚は素晴らしい演奏でした。

また、オーディオ・ラボではなく、トリオレコードから発売されたLPレコード「ショパン:夜想曲集」はあまり感心しませんでした。CD時代になって、氏がオーディオラボに録音したものが、菅野沖彦が録音した高音質のものと言うことで、CDで再発売されるようになり、1枚のみ、ショパンの録音を入手しましたが、こちらもあまり感心しませんでした。
宮沢氏の録音はオーディオ・ラボ時代はよく見ましたが、なぜか、その後、音沙汰はほとんど無くなりました。ううん、日本の音楽界には合わなかったのでしょうか。しかしながら、ウィキペィディアによると、1990年代にはコルグ製のデジタルピアノを使ったコンサートや録音を行っていたそうで、晩年はベルギーに住んでいたそうです。
と言うことで、氏は私にとっては、ソノシート時代に活躍したピアニストですが、1970年時代には高音質LPレコードを大量に作成したピアニストです。
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