2018年12月21日

turnabout盤LP「ベートーベン:交響曲第3番」(フルトベングラー指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団。1944年録音)の基準ピッチ

先日、turnabout盤LP「ベートーベン:交響曲第3番」(フルトベングラー指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団。1944年録音)より

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作成した音ファイルをインターネットストレージにupしたのですが(https://1.bitsend.jp/download/e2d1cacdd1bcfaa9226c4eea6a793fe5.html)、この音は高過ぎ、A音(ト長調での「ラ」の音)で450Hz位あり、一般的なものより半音高いとのコメントがありました。

このA音の音の高さは通常、「基準ピッチ」と呼ばれており、オーケストラの団員が舞台の上に全員上がった後、コンサートマスターが立ち上がって、オーボエ奏者に指示して出させる音の高さです。この音で全部の楽器の音の高さが揃っていることを確認するのですが、この音の高さに関しては、1939年にロンドンで行われた国際会議で「440Hz」と決定されました。この440Hzと言うのは、NHKラジオの時報の時に鳴らされる音で、440Hzの音が3回、その倍の880Hzの音が1回鳴らされるのだそうです。

しかしながら、演奏効果を求めて、基準ピッチは上昇傾向にあり、現在の日本のオーケストラの基準ピッチは442Hz、カラヤン時代のベルリンフィルは446Hz、ウィーンフィルは443Hzだそうです。また、イギリスでは452Hzと言うオーケストラもあったそうです。

一般論として、この基準ピッチは昔の方が低くて、バッハの時代は415Hz程度、モーツアルトの頃は422Hz程度、ベートーベンの頃は430Hz程度とのことで、これが上がっていったと言う訳です。

と言う訳で、このフルトベングラーの録音の基準ピッチが高いのは当時、すなわち、1944年当時のウィーンフィルの基準ピッチが高かったあるいは、偶然、その日にだけ高かったと言う可能性もないとは言えません。加えて、指揮をしたウィルヘルム・フルトベングラーは絶対音感が無かったそうで、ウィーンフィルの人達がいたずらで半音高い状態で演奏したことがあったそうです。

この1944年の録音は、1953年に米国のウラニア社が放送用録音をLPとして発売したのが最初で、その演奏の素晴らしさで大評判となったものですが、その迫力と推進力の原因の1つが、基準ピッチの高さと演奏の速さと思います。この基準ピッチも高さに関しては、この録音が行われた1944年は第二次世界大戦の真っ最中で、録音が行われたウィーンにおける電力事情も良くなかったと推測され、電圧の低下により、録音機器の回転数が下がった状態で録音が行われ、それを正規の電圧で再生すると実際より速く演奏され、基準ピッチが上ると言うことが考えられます。このため、昨今は基準ピッチを440Hz辺りになおしたものがCD化されています。

このturnabout盤LPの第1楽章の再生時間は14分53秒、ウラニア社で発売されたLPの第1楽章の再生時間は14分48秒だそうで、ほぼ同じ基準ピッチ、同じ速度での再生と思われます。私は基準ピッチをなおしたCDも持っていますが、どちらが好きかと言えば、このTurnabout盤の演奏の方が好きです。

それにしても、上記のコメントを書いた方、おそらく絶対音感があるのだと思いますが、それだと、このようにオーケストラの基準ピッチが上がると結構、気になるので大変だと思います。その点、絶対音感が無い私は困らないです。

matsumo(http://matsumo.my.coocan.jp
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「FX-AUDIO:TUBE-01J」使用・CD「モーツアルト:クラリネット協奏曲イ長調」(ウラッハ)

SPレコードやアセテート盤から作成されたCDでは、雑音の削りすぎで、高音部や生気が無くなったものが多いのですが、真空管の歪みとして二次高調波が発生することを利用して、”CDプレーヤー「SONY:CDP-XE700」→真空管ラインアンプ「FX-AUDIO:TUBE-01J」→WAVE Recorder「ローランド:EDIROL R-09」”でWAVEファイルを作成し、パソコンに移動して、編集ソフト中の「グラフィックイコライザー」にて高音部を上げて、高音部と生気を出すことを試みました。

その第41弾です。

<モーツアルト:クラリネット協奏曲イ長調>
レオポルド・ウラッハ(cl)、アルトゥール・ロジンスキー指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1950年録音
MCA Records 32XK-3

Mozart_ClarineetQuintet_Wlach_ViennaKonzerthaus_SQ_1950_Tube01J+GEQ.flac(358MB)
https://www.dropbox.com/s/kawqkhz7ep0ivyd/Mozart_ClarinetConcerto_Wlach_Rodznski_ViennaStateOpera_O_1950_Tube01%2BGEQJ.flac?dl=0
2018.12.31削除予定

<上記のflacファイルのダウンロード方法>
上記のURLをクリックして、DropBoxのページに行き、画面に表示されている「ダウンロードボタン」をクリック、更に、「直接ダウンロード」をクリックすると、DropBoxログイン画面が表示されますが、それを無視して、再度、「ダウンロードボタン」をクリックすれば、flacファイルがダウンロードできます。
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2018年 1月26日(金)の「肥後細川庭園」

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2018年12月21日(金)の「無量寺」

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2018年 1月12日(金)の「国営昭和記念公園」(7)

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2018年12月19日(水)の皇居「北の丸公園」

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